議員定数削減条例に対する生活者ネットワークの意見

2010年12月2日 19時41分 | カテゴリー: トピックス

公聴会を開催しないまま、大切な参政権にかかわる条例が可決されてしまいました

本日の議会運営委員会にで、この間報告してきた議員定数削減の条例案が(52名から50名にする)審議されました。
冒頭には下記の4名の参考人意見聴取を行い、ネットと共産党は継続審議と求めましたが可決されました。

★賛成の立場から意見を述べた参考人:
福田紀彦さん/元神奈川県議会議員
広瀬 淡さん/区内在住・会社役員
★反対の立場から意見を述べた参考人:
廣瀬克哉さん/法政大学教授、自治体議会改革フォーラム呼びかけ人代表
伊藤久雄さん/東京自治研究センター研究員
その後採決が行われ、賛成多数にて可決されました。明日の本会議にて採決されます。

生活者ネットワークとして継続審議を求める意見を表明しました。

議員提出議案第4号「世田谷区議会議員定数条例の一部を改正する条例」についての継続審議を求める意見
 
地方自治法抜本改正について間もなく示されるという事で、地方分権が進もうという状況です。地方議会のあり方も見直され、自治体議会に求められているのは、住民の意思を行政に反映させるための二元代表制の機関として、その機能をさらに充実させ、強化させる事に他なりません。
財政改革の観点から削減を提案するというのであれば、合わせて、議会の機能を高めるための方策を提案するべきです。
参考人の廣瀬氏は、「まずは議会のミッションと、どのような活動が求められているのかを明らかにし、そのために必要な人数を定めるべきである」と述べられました。
伊藤氏は「自治法の抜本改正においても議会のあり方がテーマとなっている。全体の議会改革の中で定数も議論するべきであり、また全会一致で決める事を目指すべきだ」と発言されました。
議案に賛成の立場から意見を述べられた福田氏も「議員定数削減は住民からの信頼度を高めるため、また議会の機能を高めることに重きを置くべきだ」と指摘され、区民の立場から賛成意見を述べられた広瀬氏も「削減は、区民の声をくみ上げる力を高めてカバーを」とおっしゃいました。今後、議会改革をすすめる中で、改めて定数について議論するべきです。
また広く区民意見を聞く公聴会の開催について、再三要望してまいりましたが、区民意見を吸い上げるためにその必要性・重要性についても、3人の参考人が言及されました。区民・団体からも開催を求めて緊急要請が出されました。議事録が公開された事から議会制度研究会からは、議案の提出に先立って区民の声を聞く場を要望していたことが明らかになりました。区民の参政権に関わり、区議会のあり方の根幹である定数をどうするかという非常に重要な決定には、公聴会の開催が必要である事をあらためて申し上げます。
以上の理由から、本案は継続審議といたします。