石原都知事 突然の辞任で都政を投げ出す

2012年10月27日 21時27分 | カテゴリー: トピックス

石原慎太郎東京都知事が、10月25日午後、任期途中での辞任を発表しました。記者会見では、新党を立ち上げ最後の奉仕として国政に戻ることばかりを述べ、新党の政策として中央集権体制を変えることや憲法改正などを挙げています。都民に対しては、もっと役立つ仕事をするのだから、理解しろと言わんばかり。都政を投げ出したとしか、受け取られない状況にもかかわらず、きちんとした説明や都民への謝罪の言葉がないことは無責任であり、とうてい許されることではありません。

 そもそも4期目の立候補は、後継の名前を挙げたにも関わらず、周りからの要請もあってなどとし急遽出馬を表明し、混乱を招きました。3.11東日本大震災、福島第一原発事故という未曽有の大災害が勃発したことで、多くの都民が震災における知事の活動や経験に期待し、知事は都民の不安を大いに利用し、261万票で4選を果たしました。

 しかし、最近の記者会見では、都政に何の関心もないことをはっきりと公言してはばからず、国政に対する批判ばかりでした。知事がこれまで手掛けたことで、新銀行東京の後始末やオリンピック招致、汚染された豊洲への市場移転問題など、中途半端なままで放り投げた問題が数々あります。国を動かすために、都政を私物化し、結局は最後まで責任を取らずに放り出したと言わざるをいえません。
 一方、今年5月、石原知事は、ワシントンに出かけ、突然、尖閣諸島取得構想を発表。それ以来、これまで長い時をかけて培ってきた日中の文化交流も経済関係もあっという間に途絶し、東アジア地域の紛争の火種をつくった責任は重大です。

『東京から日本を変える』をスローガンに当選し、今日にいたる13年間の石原都政とは、いったいどのようなものだったのか、検証しなければなりません。

 都政の課題が山積する中で、東京でのリーダー不在、停滞はあってはなりません。本当に都民のことを思い、都民と向き合う新しい都知事の誕生に期待します。

都議会議員 西崎光子