統一地方選を振り返って

政治をあきらめない市民の声を受け止めて

生活者ネットワークは、「統一地方選挙は生活課題を解決する地方議会の役割と責任を問う場」ととらえ、『こだわって地域 変えます!議会 つくります!仕事』をスローガンに臨みました。

都知事選・区長選は残念な結果に
前半、都議補選と同時に実施の都知事選挙では、トップダウンや側近・身内の重用で目に余る石原都政三選を阻むべく、市民の期待を担う前宮城県知事の浅野史郎氏を応援。後半、区議選と同時に行われた区長選挙では、道路行政偏重の熊本区政に対抗して、市民とともに立ち上げた「市民政策せたがや」が推薦の鈴木義浩氏を応援しました。残念ながら、熊本氏の再選を許す結果となりましたが、その得票率は43%にとどまり、区民の信頼を得ての当選というより厳しい評価だったといえるのではないでしょうか。

都の議席を奪回した補欠選挙
地方議会を問う自治体選挙の場を国政政党が国政選挙の足がかり
にするような激しい選挙戦の中、生活者ネットワークは地方分権時代にふさわしい議会のあり方を訴え、調査活動やワークショップを通して大勢の市民とともに作った政策、『せたがや構想』を打ち出し、共感の輪を広げる活動を展開しました。結果は都議補選、区議選とも全員の当選を果たすことができました。

市民の代理人としての活動を続けます
政策の違いが見えないという声がありますが、昨今、大きな政党
が口をそろえて訴える「生活者の視点」や福祉・環境政策など、10年も前から生活者ネットワークが取り上げてきた課題ばかりです。国政選挙並みの地方選挙で地域政党である生活者ネットワークが議席を獲得できたことには大きな意味があります。政治の質を変える、政治をあきらめない人々の声の反映がこの議席であると考え、生活者ネットワークは市民が主役の市民自治を目指し、さらに地域にこだわった活動を進めていきます。