「豊洲市場への移転をめぐる補正予算審議の都議会臨時会」

新しい任期となった都議会は、8月8日に臨時会が開かれました。さらに、28日からは、2回目の臨時会で、73億円の補正予算が可決されました。
この補正予算は、豊洲市場の土壌汚染の追加対策工事費や築地開発に向けた検討費などです。都議会生活者ネットワークは、この補正予算に反対しました。
その理由としては、かねてから、豊洲市場ほど巨大な規模の市場が必要なのかと疑問を呈してきました。卸売市場の取引量はすでに減少しており、今後の人口減少、魚を取り巻く環境の変化や物流のあり方を考えると、取扱量を過大に見積もった市場規模は、大きすぎる公共施設として負の遺産になると指摘してきました。
また、地下水の管理システムの機能強化対策は、不透水層からの汚染水の上昇には対応できず、安全性への懸念は払しょくできません。
「築地を守る」という知事の基本方針が出されましたが、補正予算の中では、具体的なビジョンが示されなかったことは、残念です。

都議会生活者ネットワークは、山内れい子都議(国立・国分寺)を通して、食の安心・安全や環境問題など、地域の政策を実現するために、政策提案など活動を続けていきます。
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