世田谷区に湧水は、100か所もあり、特に、国分寺崖線に沿って地域に分布しています。
「神明の森みつ池特別保護区」4か所、「成城3丁目緑地」7か所、「大蔵3丁目公園」1か所あります。湧水は、自然に潤いを与え、緑や生き物を育み、地下水は、健全な水循環の役割を担っています。生活者ネットワークは、区議会議員田中みち子、高岡じゅん子が、地域の人達とともに、川や井戸、湧水などの水質分析や水辺の植物・動物などの観察を実施してきました。世田谷のまちも、人口減少や高齢化、また、建物の老朽化によって変化してきています。来年から建て替えが予定されている大蔵団地には、大蔵3丁目公園内に湧水があり、工事によって、自然環境が破壊されないよう、調査活動などを通して、観察していく必要があると考えています。