第3回定例会 決算特別委員会 2019.10.2 高岡じゅん子

高岡じゅん子 委員 生活者ネットワークの質問を始めます。

先ほど公文書管理条例にも他会派が触れましたが、条例をつくることに向けて動き出していることや、ホームページをリニューアルしたことなど区民への情報公開が少しずつ進んでいるということに注目しています。今回の公会計制度による行政コストの公開を区民との協働、そして暮らしやすい世田谷をつくる、そういう基盤となる情報共有の手法の一つとして活用していきたいと考えて、今回は質問します。

生活者ネットワークは、生活に欠かせない行政サービスであるごみ処理に使われている税金を、企業における環境会計などという考え方を使って見える化するということをずっと求め続けてきました。現在、世田谷区の清掃・リサイクルの事業概要には、世田谷区が分担している収集、運搬費用を処分量で割った処理原価というところまでが掲載されるようにはなっています。しかし、これはとても専門的な事業報告なので、興味のある区民しか見ないんです。せっかく公表されていても、広く区民の行動変容、ごみを減らそうという動きに結びついていないということが大変残念だというふうに感じています。

より区民にわかりやすく見える形で生活を支えている行政コスト、見えにくいんですけれども、ごみ減量といったような区民の行動に引き出していくような情報として活用することが必要かなと思っています。新公会計制度を利用した今回の取り組みについて伺います。

 

経営改革・官民連携担当課長 これまでの行政評価では直接的な事業費しか把握していませんでしたけれども、今年度からは人件費を含む間接コストも含みましてフルコストを出していくという取り組みをやっております。今まで以上に住民に対して各事業の詳細なコストの説明ができるようになったと考えてございます。

新実施計画においては、今お話もありました参加と協働を掲げており、区民や事業者と取り組みの成果の向上を目指して進んでいくということを挙げておりますけれども、事業コストが見える化されることによりまして、区民、事業者がこの事業はどうなんだろうと考える際に、コスト情報も一つの材料として判断してもらうことができるようになったというふうに考えております。これによりまして、お話にあったような積極的な自治への参加を促していくことにつながると考えてございます。

そのためには、まず区民に身近な施策についてわかりやすくコストを伝えていくということも実施計画以外でも必要だと考えておりまして、毎年区が発行しております世田谷区の財政状況という決算の説明資料では、今回、例えば先ほどお話がありましたごみ収集の区民一人当たりのコストは幾らかかっているよというような身近な例をお見せしまして、行政コストを見せる工夫を行う予定でございます。次年度以降も各事業のコストの見える化というのをより進めまして、参加と協働につながるような視点から見える化を進めていきたいと考えてございます。

 

高岡じゅん子 委員 ごみの処理コストを一つの例として区民に伝えていただくということで、区民の行動が少しずつでも変わっていくということ、参加と協働によって、よりよい、住みやすい世田谷ができていくということを期待しています。

しかし、ごみの処理コストというのはかなり難しい話で、見えにくい部分がいろいろあるというふうに感じています。清掃・リサイクルの事業報告書でも、二十三区共同事業のために区が直接払っている収集、運搬にかかる費用以外は算出していないと、そんなふうに書かれているんですね。

世田谷区は二十三区清掃一部事務組合の出資団体です。この連結決算の対象になっていると思うんですが、実は二十三区一部事務組合は、定期的に大きな清掃工場をつくっていくためにたくさんの借金を抱えているというふうに私は把握しております。これというのは世田谷区自身も持っている隠れ借金とも言えるものではないかと思うんですが、この連結決算の考え方と、一部事務組合の今の負債残高と、連結決算で見たときの世田谷区にかかる負債の量をお答えください。

 

財政制度担当参事 区では財政状況や行政コストなどを総合的に明らかにするという観点から、外郭団体や一部事務組合等の関連団体の経費のうち、世田谷区の負担分を合算しまして連結財務諸表を作成し、公表しております。

清掃一部事務組合との連結におきましては、世田谷区が負担する経費割合に応じて組合全体の計上額を案分した上で連結財務諸表に計上をしております。平成三十年三月三十一日、二十九年度時点での清掃一部事務組合の起債残高は四百十四億円ございますが、そのうち、世田谷区相当分として区の連結財務諸表に計上しているのは三十九億円となっております。

 

高岡じゅん子 委員 三十九億円、約四百億円のうちの十分の一が世田谷の借金ということで、かなり大きな出資額だなというふうに感じています。今後、千歳清掃工場を長寿命化するとか、世田谷清掃工場を建てかえるなどがこれから一部事務組合の事業計画の議論に上がっていくというふうに感じています。そういうときに世田谷区がごみを減らすライフスタイルをもっと浸透させ、次世代と環境への責任を持つために、例えば世田谷がここまでごみを減らしたから、区内に二個も清掃工場は要りませんみたいなことが言えるようなデータとか、蓄積というのをしていく、また、そういう発言ができるように、本当にそういうものをつくっていきたいというふうに私は願っております。

さらに、ごみ処理の総コストということになってきますと、東京都が港湾部にある最終処分場がどこのバランスシートにも見えないコストだというふうに感じています。実は、この次の処分場は全く当てがないと聞いています。

そこで、東京都の平成二十九年度の包括外部監査報告書の中に、こんな記述があったんです。東京二十三区清掃一部事務組合の計画量を上回る受け入れによる残余年数――これは処分場です――の短縮は、将来区民への問題の先送りであることなどを考慮すると、特別区がそれぞれ将来的にとり得る選択肢や現在の議論の進捗状況、さらには将来に起こり得る経済的な負担にかかる情報など、区民にとって有用な情報を広く積極的に提供することが必要である、こんなふうな指摘がされています。これは、実はこの前、世田谷区が実施した公会計制度についての研修会の講師の渡邊公認会計士がこの部分を書かれたということで勉強会のときに意見交換いたしましたら、これは本当に深刻なものなんだということがわかったんです。

今、世田谷区は自治権の新たな拡充に取り組もうとしています。今、一例としてごみ処理のコストについて取り上げましたが、このように特別区という制度のベールに包まれて見えにくくなっているさまざまなコストがあるということについても自治権拡充の議論の中で区民にわかりやすく伝えていく必要があるのではないかと思いますが、宮崎副区長、お考えがあったらお聞かせください。

 

副区長 今、清掃一組の例をおっしゃっていただきましたけれども、さまざまに特別区の連合体でやっている事業というのはございます。その中で新公会計制度の取り組みというのは、特別地方公共団体においても同じように取り組みを進めていますが、実は公表している内容と、それの間に一年間のフローというのがあるんですけれども、そこは財務諸表の中ではなかなか見えてこないという課題がまだございます。

そういう意味でも、今後これを自立していくというふうになりますと、例えばこういう事業を世田谷区でやっていくときにはどういうふうになるんだろうかという計算をする際に、当然フローになるものがわからないと、我々がどうやれば工夫できるんだろうかということになりますので、そういう意味でも、今おっしゃっているように、さまざまな事業が拡張していく中では、こういう各団体でやっていることも十分議論の中で含めてできるようなものにしないといけないというふうに思っております。そういう意味では、連結財務諸表と言われているものについての、言ってみれば精度をさらに上げていかなきゃいけない、このように思っております。

 

高岡じゅん子 委員 ごみ処理というのは自治権拡充の第一歩というふうに考えて、そのコストの見える化を中心に質問してきました。区民との共通認識をつくりつつ、これからの議論を進めていっていただきたいと思っています。今、見えにくかったことを、より見えるようにしてほしいと質問しましたが、今回の主要施策の成果の中で見えてきた数字というのも幾つかありますが、数字のひとり歩きというのがとても怖いなと思っています。それをよりよい世田谷をつくるために区民とともに活用していくということを続けて質問したいと思います。

私は介護予防事業についてずっと追ってきているので、そこを見ますと、この単価の出し方とかについて区民目線じゃないなというふうに感じるところがありました。例えば行政の実施している普及啓発講座の単位コストを一人当たりで二百九十六円というふうに出しているんですが、区民が実施しているいきいき体操は、一団体当たりで二万二千円、見た感じだと二百九十六円と二万二千円というふうになるんですけれども、やっている区民から見ますと、うちの団体は月に一回はやっている、団体に十人いる、一人当たりで比べてみるとうちのほうが安いんじゃないの、そんなふうな優位性がちゃんと認められていないんじゃないかというふうな気持ちになってしまうと感じるんです。それは協働の意欲というものが逆にそがれてしまうのではないかとも懸念しています。

今後、この主要施策の成果のコスト分析を区民との政策をめぐる対話の基礎となる客観的なデータとして活用していくことについて、どういうふうに考えていくか見解を求めます。

 

経営改革・官民連携担当課長 今御指摘をいただきましたけれども、今回、主要施策の成果で実績情報ですとか、成果指標、コスト情報を開示させていただきまして、これによって区の評価結果に対して議会や区民からさまざまな御意見をいただいて事業が改善されていくと、また、評価そのものについてもこうすべきではないかというふうな意見をいただく、いわば区民参加による行政評価の第一歩を踏み出したのではないかというふうに考えてございます。

取り組みと成果の因果関係の分析を住民参加で議論している自治体もあるというふうに聞いておりまして、改めて区民参加で行政評価をやってみることで客観的な情報に基づいてこの事業はどうなんだということを論理的に評価する手法というのを区民にも御納得いただけるのではないかというふうに考えております。

これを幅広く活用していくためには、計画策定などにおける区民との議論の中でこれらの評価結果を基礎データとして使いまして、建設的に議論を行うということが重要なのではないかと考えておりますので、各所管に対してぜひ活用してほしいと、活用を促していきたいと考えてございます。

 

高岡じゅん子 委員 車座集会など、これからあります。この資料を持って区民が皆さんにこうなんじゃないか、ああなんじゃないかというふうに建設的な議論ができるといいなというふうに期待しています。

次に、世田谷区役所の環境の率先行動、脱プラスチック、脱使い捨てということで、来庁者にマイカップが使いやすいような環境に優しい庁舎にということで質問したいと思います。

本庁舎内に幾つか給湯機、給水機が設置されて、区民からも大変活用されていると思うんですけれども、今、設置と活用の状況について伺います。

 

総務課長 給茶機につきましては、来庁される方々への水分補給を目的に、第一庁舎を初め、第二庁舎、第三庁舎の一階にそれぞれ一台ずつ設置しておりまして、すぐにその場で誰もが御利用いただけますように衛生面なども考慮いたしまして、現在、紙コップで御利用いただいております。

また、給茶機の御利用でございますが、紙コップの入れかえのために購入する一年間の量が本庁舎全体で六万個、およそ二十万円ほどとなっております。紙コップ一個につき給茶機を一回御利用いただいたと仮定いたしまして、また、開庁日の日数も考慮いたしますと、一つの庁舎当たり一日八十回ほどの御利用となり、本庁舎全体では三倍の一日およそ二百四十回御利用いただいていると想定されます。

 

高岡じゅん子 委員 本当に喜ばれているサービスなので、やめられないサービスだと思いますけれども、ある意味年間六万個の紙コップを使い捨てているということになると思います。

環境に優しい庁舎を目指して、できるところから脱使い捨てということを発信していきたいと思うので、私はことしの夏にマイボトルを持っていったんですが、ここのクリアランスがなかなか狭くて、マイボトルが入らないんです。結局、紙コップについで自分のマイボトルにつぐ。何かちょっと悲しい思いをいたしました。ここのクリアランスさえ大きくなればと思うので、仕様変更などで対応できないかと思うんですが、いかがでしょうか。

 

総務課長 お話しのマイカップやマイボトルでの給水でございますが、区といたしましても、紙コップと併用した場合、紙コップの削減につきまして一定の効果があるのではないかと考えてございます。また、一方、事業者にヒアリングしたところ、マイボトルを併用して使用するためには給茶機の給水部分を高く設定しなければならず、例えば熱いお茶を高い位置から紙コップに落とすことになりまして、お湯の飛びはねだとか、あと紙コップがひっくり返るなどのおそれがあること、また周辺への飛び散りによる衛生面などの課題があることを確認しております。

来庁される方々への水分補給につきましては、今後、お話しの視点も踏まえまして、その提供方法などについて検討してまいります。

 

高岡じゅん子 委員 現在使用の形の給水機にこだわらず、マイボトルに水道水を入れられる給水スポットをつくるという方法でも熱中症対策などにも有効だと思いますので、ぜひできることから検討していただきたいと思います。

新たな庁舎の話に移りたいと思うんですけれども、環境に優しい庁舎づくりということは私どもも一つのテーマにしておりますので、ぜひそこにはマイボトル対応の給水スポットをつくっていただきたいなと要望しておきます。

それでは、本庁舎建てかえについての質問に入ります。

本当に区民参加のレガシーを残し、そして利用する区民本位の、また環境に優しい、そういう本庁舎の実現を私たちは求めてまいりました。昨年度、基本設計から実施設計に向けて、設計者に対して利用する区民目線での要望とか疑問点をぶつけるには、ほとんどこれが最後のチャンスになるのではないかと思って、そういう設計者と区民の対話、リング会議のようなものとか、区民交流スペースの活用についてのワークショップなどの実現を私は質問の中で求めてまいりました。それが昨年、それぞれ実施されたとお聞きしております。

まず、リング会議の意義について、区の見解を伺います。

 

庁舎整備担当課長 世田谷リング会議は設計の各段階を広く公開し、共有しながら、よりよい設計とするための意見交換を行う趣旨で、公募した区民や周辺地域団体代表、学識経験者等で構成され、昨年度は基本設計編として四回、今年度は実施設計編として二回、合計六回開催されました。全六回にわたるリング会議では、二十名の委員に加え、述べ約百五十名の傍聴者の方々に御参加いただき、五百件以上の御意見や御提案をいただきました。

区は、リング会議や説明会などでいただいた御意見、御提案を踏まえ、ケヤキ並木などの緑の空間の再生、発展、区民会館の既存バルコニーを活用したリングテラスのしつらえ、災害時の安全性などについて基本設計につなげることができました。実施設計の段階におきましても、広場や西側アプローチの階段やスロープ、緑化計画について御議論いただき、西側アプローチ階段にスロープを併設するなど、一部については既に設計へ反映しているところでございます。

設計者にとりましても、リング会議を通じて高齢者、障害者、近隣の住民の方々など、さまざまな立場の区民の皆さんの新庁舎にかける期待、現庁舎の空間特質に対する思いなど、多様な価値観が存在することをじかに感じることができ、将来にわたって区民に長く親しまれる庁舎の設計につなげることができているものと考えております。

 

高岡じゅん子 委員 私も全部の回に参加できたわけではないんですけれども、リング会議に参加いたしまして、障害当事者の方が参加されて、積極的に発言されているということが大変印象的でした。ユニバーサルデザインに関しては、都市デザイン課の所管するユユニバーサルデザイン環境整備審議会ともしっかりと連携をとり、多様な意見を生かすという取り組みが進められているということを評価しております。本庁舎の担当所管とユニバーサルデザインの所管が今後ものり代を伸ばし合って当事者目線を生かした、本当に難しいので、ぜひそういった庁舎の実現に向けて取り組みを続けていただきたいと願っております。

先月末にリング会議全六回が終了したわけなんですけれども、今後に向けた課題について伺っておきたいと思います。

 

庁舎整備担当課長 リング会議におきましては、さまざまな立場、視点から御議論いただき、中には相反する意見もあり、また取り入れることのできた意見もあれば、検討の結果、見送るものもありました。そのような多様な価値観、多様な意見がある中で形ある施設の設計として一つの案にまとめていくことは難しい作業でございました。しかしながら、委員の皆さんを初め、傍聴の方からも本庁舎等をよりよくする建設的な御提案もたくさんいただきまして、設計の参考とすることができたと考えております。

本庁舎等は区民共有の財産であることから、本庁舎等の整備のプロセスそのものが区民の参加と協働によるものとなります。リング会議は九月二十三日に開催された第六回をもって終了となりましたが、本庁舎等整備の基本的方針の一つに掲げました区民自治と協働・交流の拠点としての庁舎の実現を目指し、今後とも区民参加をいただきながら、工夫を重ねてまいります。

 

高岡じゅん子 委員 区民自治と協働・交流の拠点としての庁舎ということでお答えいただきました。本当に実現に向けて、さらに工夫を重ねていっていただきたいと思います。

東京都内でいろんなところが庁舎を建てかえているわけなんですけれども、建てかえに対しての住民参加、市民の参加ということで、立川市が建てかえ百人委員会というすごい委員会をつくりまして、こちらから提案集がたくさん出ていて、またその中の一部が形になっているということを聞いています。その提案集の一番最後のところが、建てるときだけではなくて、継続的な市民参画システムの構築というような提題になっておりました。区民会館と並び区役所の顔の一つとなると考えられます一階の区民交流スペースなんですが、ここを区民の参加、参画で有効利用していくために、運営を支える区民組織づくりというのも視野に入れた準備を区民とともに進めていく必要があるというふうに考えてワークショップを提案してきたんですが、これも昨年開かれていますが、現状と、そしてまた、今年度の進め方などについて伺いたいと思います。

 

庁舎整備担当課長 新庁舎の東棟一階を中心に集約配置いたします区民交流機能につきましては、区民同士や市民活動団体が活動、交流できる場となるよう、区民参加のもと、検討を進めております。昨年度は公募した区民、市民活動団体十七名と二回のワークショップを実施いたしまして、区民、市民活動団体と行政の交流、活動をテーマに、学識経験者に講演いただいたほか、他自治体の事例を紹介しながら幅広く意見交換が行われました。その中では区役所へ用事がなくても来たくなるような新たなデザイン、出会いや交流がある仕掛け、また、さまざまな市民活動に緩やかに触れられる仕掛けが必要という提案がなされました。

今年度は昨年度の提案も踏まえまして、区民交流機能、スペースの運用につきまして、より専門的な観点で検討することを目的に、市民活動の実績の豊富な区民や団体の方々を対象に、職員も参加しまして三回のワークショップを実施しました。その中でも昨年度のワークショップでの提案を継承しつつ、運用しながら場を育てていくことの重要性が指摘されました。これを受けまして、実施設計では、基本となる機能、設備のみのしつらえとし、できる限りフリーなスペースを確保する方針としております。

今後、武蔵野市や府中市など他自治体の事例も参考に、より具体的な運用方法について、区民参加のもと、区民に親しまれる区民自治と協働・交流の拠点となるよう、関係所管とともに取り組んでまいります。

 

高岡じゅん子 委員 支える組織の育成に大変力を入れていただきたいと思います。

コストに関して、最初は四百億円で、一番最新では四百四十七億円というふうに言われています。これから九年以上かかる中でコスト管理が非常に心配なんですが、コメントをいただけますでしょうか。

 

施設営繕第二課長 現在進めています実施設計では必要な機能を確保しつつ、全体の工事費や将来的な維持管理費の縮減の検討を行うバリューエンジニアリングをあわせて実施するなど、全体コストの縮減の検討を進めております。