防災公園見学 4月14日(金)10:00〜12:00
公園の防災設備はどうなっているのか、都議会議員西崎光子といっしょに、駒沢オリンピック公園に行き、公園管理担当者に話しを聞きました。
会議室での簡単なレクチャーの後、実際に現場に行き説明を受けました。
現在、駒沢公園には、災害時に利用する非常用トイレが151穴(トイレの数は穴として数えるのだそうです)あり、公園内の7ヶ所にだいたい20穴ずつ設備されています。
そのほか、ソーラー照明灯が42基設備され、電源が喪失してもしばらくはソーラー発電で照らすことができますが、5ルクス程度なので、通常の明るさほどにはならないとのこと。
見学後の質問では、実際に避難してきたときに誰でも受け入れてもらえるのかという切実な質問があり、「避難場所として指定されているので、受け入れは当然します」という答えに安心しましたが、食料備蓄はなく、あくまで一時的に避難するための場所ですとの答え。
また、非常用トイレは、和式が基本で、洋式トイレは1割弱とのこと。もっと増やしてほしいという質問があり、トイレ設備は世田谷区の管轄なので相談しますという回答でした。
広域避難場所ということで、14万人以上の避難人口の想定があるにもかかわらず、トイレ設備があるだけで、かまどの設備はなく、水や食料供給は地域自治会からを前提とするなど、実際は地域自治体に頼る部分が大きく、防災公園というにはこころもとない内容でした。
見学後のランチタイムでも、いろいろな声を聞くことができ、今回の見学会での成果を生活者ネットワークの防災への政策提案に生かしていきたいと思います。
参加者は35名でした。