ローテーションは市民の政治改革です!!
都議会議員・大河原雅子
おおぜいのみなさまのご支援を得て、93年の初当選から3期10年にわたり都議会議員として活動させていただきました。生活者ネットワークは、普通の市民の声を政策決定の場に届け、政治における情報公開と市民参加で市民自治の政治をめざしてきました。都議会に送り出された子育て真っ只中の私は、子どもの命を基本とする政治の実現という視点から、おおぜいの市民の声をもとに提案を行い、食品安全条例の制定や有害化学物質の子どもガイドラインの策定などの成果を挙げることができました。
一方、私が経験した都議会は、当選回数がものをいう男性社会で、議員は政治家として課題に取り組むことより、当選を重ねることを自己目的化しているかのようです。各々が選挙で選ばれ対等であるはずの議員が、政治家としての能力ではなく、当選回数で評価されるのは問題です。多選は権力を集中し、権力の濫用やマンネリズム、時には特定の利益団体との癒着や腐敗などの弊害を生じてきました。アメリカではすでに14州で議員の任期制限が行なわれていますが、日本では生活者ネットワークがルール化しているだけです。
私たちは、地域から市民の手で取り組む政治改革として2005年都議会議員選挙に佐藤まさ子さんを送り出し、世田谷で初の都議ローテーション(交代)に挑戦します。