第1回定例会では、平成25年度一般会計予算案を含む41件の議案が上程されました。国民健康保険料条例の改正など、区民生活に密着した議案に対しては、低所得者への配慮の必要性などを指摘し、慎重に審議した結果、全ての議案に賛成しました。
定例会を通し「子どもの人権擁護」「若者支援」では、賛否双方のやりとりが続きました。この議論の中で体罰容認ともとれる意見があったことは驚きを隠せません。ネットからは「人として、子どもと大人は対等である」ことと「いじめ、自殺、体罰問題なども暴力の構造から大人社会が深く認識する必要がある」ことをくり返し指摘し、世田谷区と「子どもの権利」について改めて共通認識を持つことができました。これからの人権擁護の基本となる考え方です。
平成25年度も、誰もがありのまま暮らせる排除のない人権尊重社会を実現するために、皆様とともに、政策立案と実現に向けた活動に取り組んでまいります。
平成25年度予算に反映された政策(抜粋)
・子どもの人権擁護機関の設置 ・若者支援担当課の設置 ・都市デザイン課の設置 ・地域防災力向上のため研修等の充実 ・帰宅困難児童・生徒用の備蓄配備 ・保育の質を確保した保育待機児対策 ・デートDV防止中学生用冊子の作成 ・中高生世代の居場所など活動支援 ・児童虐待防止のための支援専門員配置 ・高齢者見守りネットワークの拡充 ・環境配慮型住宅改修への助成 ・区施設でのPPS事業者導入の拡大 ・太陽光発電のための公共施設屋根貸し事業 ・家庭用小型電子機器の拠点回収 ・空き屋活用のための相談窓口の設置 ・空き家活用モデル事業への助成 ・三軒茶屋就労支援サービス拠点開設 ・せたがや平和資料室の移転整備
全文はこちら平成25年第1回定例区議会意見開陳