第1回定例会 予算特別委員会 補充質疑 2020.3.23 金井えり子

金井えり子 委員 おはようございます。生活者ネットワークの補充質疑を始めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

まず、三軒茶屋の近くに住む者として一問質問いたします。

三軒茶屋キャロットタワー西側のNTTビル敷地に十六階建て、十二階建ての二棟のマンション建設の予定があります。現在、三茶のミライ、三軒茶屋駅周辺のまちづくりが進められていますが、その動向を見ないうちに建設計画が進んでいます。区民からは、三軒茶屋らしい親しみのある町並みづくりを求める声が多く寄せられています。

NTTビル敷地のマンションについても、昨年末から近隣住民と建築業者で話し合いが続いています。今後の三軒茶屋全体のまちづくりや近隣住民の声を鑑み、建設的な話し合いに結びつくように事業者に対応していくべきと考えますが、区の見解を伺います。

 

世田谷総合支所長 ただいまお話がございました太子堂四丁目、NTT敷地におけるマンションの建築計画は、昨年十一月に街づくり条例に伴う建築構想の調整制度の届け出が提出され、条例に基づく建築事業者による周辺住民への説明会などにおいて、合意形成に向けた話し合いが行われているところでございます。

建築構想の調整制度は、敷地面積三千平米以上、または延べ面積五千平米以上の大規模な建築計画につきましては、周辺への影響が大きいことから、建築の構想の段階で周辺住民と建築事業者が意見を交換し、地域の環境に合った良好な建築計画を誘導することを目的としてございます。

今後は、条例に基づく区が開催する意見交換会を予定しており、区といたしましても、周辺住民と建築事業者の双方にとってよりよい建築計画となるよう、まちづくりの方針等や各種条例に定める手続をもとに適切に対応してまいります。

 

金井えり子 委員 ぜひぜひ本当によりよいものとなるようによろしくお願いいたします。

それでは、今回も災害対策について伺います。

台風被害は、今、記憶に新しいところですが、伝えていくということはとても難しいことです。三月十九日の朝日新聞の夕刊にも、水害リスクはっきりと、という記事がありました。現在の宅地建物取引業法では、土砂災害や津波の危険がある場合は、業者が契約前に重要事項として説明しなければならないと規定がありますが、水害リスクについては説明の義務がありません。

ことし一月に国土交通省は、重要事項としての説明を義務づけるという方針を示していますが、導入時期は未定とのことです。国の対応を待たず、区が率先して水害リスクはきちんと伝えていくことが必要です。ハザードマップも区民には配られますが、不動産などの取引の段階ではまだ配布されません。津波被害に遭った町では、実際に暮らす町の中に、浸水想定や実際の浸水の深さなどを掲示するなど、災害を忘れないようにしていると聞いています。

今回の台風被害も同様に、町の中で視覚に訴えるものがあればわかりやすく、効果的かと思います。区の対策を伺います。

 

危機管理室長 台風第十九号を踏まえました風水害対策総点検の中では、多摩川洪水浸水想定区域内でどれくらい浸水されるおそれがあるのか、想定される浸水の深さを示す表示板を電柱に設置することとしております。

この表示板につきまして、主に今回の台風第十九号において、浸水被害のあったエリアを中心に設置し、みずからが生活する地域の危険性が実感できることを目的とするものでございます。また、東京都が提供しております東京都防災アプリでは、地図上で確認したい場所を選択すると、その場所の想定浸水深が表示される機能があり、より詳細な確認が可能となっております。

今後とも、表示板などの設置や都防災アプリの普及に取り組み、視覚的に訴えることで日ごろからの水防意識の向上を目指してまいります。

 

金井えり子 委員 ぜひぜひお願いします。これから区民になってくる人たち、今の区民の方々ももちろんですけれども、これから土地を買って、建物を建てていこうと思っている方々も、この水害のこと、ちゃんとわかった上でこちらに来てくれる、区民になっていってくれるということを望んでおりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、続いて、ペット同行避難について伺います。

このペット同行避難という言葉ですが、まだまだ浸透していません。ペット同行避難というと、一緒に避難所で過ごせると思ってしまう方もいらっしゃいます。実はそれはペット同伴避難と呼ぶそうで、同行避難は、同じ避難所ですが、ペットと飼い主は別の場所に、ゲージに入れての避難となります。保健所からパンフレットも出ていますが、私の周りでも誤解していた方が多くいらっしゃいました。

等々力のまちづくりセンターでは、「等々力防災Watch!」ナンバーテンという、こういう防災のチラシで、ペットの同行避難について、地域の避難所の情報や必要なものなどをわかりやすく説明しています。本当にこれはわかりやすくて、例えば尾山台中学校では、校庭の東側にあるサッカーゴールにブルーシートをかぶせた状態というところがペットの滞在スペースになるよとか、そういうときには必要なものとしてはこんなものがあるよということが本当にわかりやすく書かれているチラシです。本当にすばらしいと思います。これはそれぞれの地域でこのような身近な情報が発信されるようなチラシができてくるということを要望します。

そして、これはちょっと残念なことに、まだ水害が起きる前の段階でつくられたチラシなので、その情報が盛り込まれていないんですね。それもぜひぜひこちらにプラスしていただけると、本当に最高のものだと思いますので、よろしくお願いいたします。

現実問題として、ゲージ、餌、水などを持って、そしてペットを連れて避難ということは本当に大変だと思います。また、大型犬やそのペットの性格などによって避難所の利用が難しい場合もあります。わかって避難する、そして日ごろの備え、本当に重要と感じます。

世田谷区では、平成二十八年から被災動物ボランティアとして、災害時活動ボランティア、情報管理ボランティア、施設提供ボランティアの三種類の募集をしていますが、現在の登録人数とどのような役割なのか、わかりやすく御説明ください。

 

世田谷保健所長 区では、災害時のペット同行避難をスムーズに実施するため、平成二十八年八月から三種類の被災動物ボランティアの募集を開始し、現時点で百十四名の方が登録されています。

ボランティアの一つ目は、避難所等における被災動物のためのスペース管理など、被災動物のお世話等の支援を担う災害時活動ボランティアで、登録数は百四名です。二つ目は、ソーシャルネットワーク等を活用し、被災動物の受け入れ状況等の情報提供を担う情報管理ボランティアで六十名です。最後に、被災動物を一時保護するための施設を提供する施設提供ボランティアで二十四名です。二つ以上を重複して登録の方もいます。

今後も、飼い主が多く集まる機会を活用して周知を図り、登録数をふやすよう努めてまいります。

 

金井えり子 委員 ぜひふやしていただきたいと思いますけれども、この避難所での活動だけではない、一時保護のボランティアがいらっしゃるということですけれども、今回、台風もありましたが、施設提供ボランティアの方、実際に活動はあったのでしょうか、伺います。

 

世田谷保健所長 これまでボランティアが実際に活動した事例はございません。しかしながら、昨年の台風第十九号で床上浸水などの被害を受けた区民から、自宅の後片づけ時などの際に犬の預け先に困っているという御相談を受けました。保健所では、ほかにも同様の方がいらっしゃると考え、急遽、施設提供ボランティア全員に連絡し、ペットの一時保護等が可能か確認したところ、十名以上のボランティアから可能との回答をいただきました。実際はお願いするまでには至りませんでしたが、協力可能なボランティアの方を確認でき、被災動物ボランティアの仕組みが機能することが確認できました。

今後も、災害発生時の円滑なボランティアの活動ができるよう、被災動物ボランティアの発掘と育成に努めつつ、区民に対してもその役割の周知に努めてまいります。

 

金井えり子 委員 本当にこの仕組みが機能するということが確認できたということで、少し安心したところですけれども、この避難所利用の難しいペット、本当に多いと思われますので、施設提供ボランティア、もっともっと広げる必要を感じます。

また、ボランティアとはいえ、命を預かるということ、これは責任を伴うものですが、育成とはどのようなことをしているのでしょうか。

 

世田谷保健所長 被災動物ボランティアの育成としては、毎年一回の研修を実施しております。これまでの研修では、東日本大震災、熊本地震などの避難所における動物ボランティアの状況などを熟知した外部講師による被災地の状況やボランティアの役割の説明、それに加えまして、今年度は被災動物ボランティアを五つの地域に分け、グループディスカッションを行い、地域の課題を踏まえたボランティアの活動や飼い主の役割などについて、ボランティア同士が意見交換を行いました。

被災動物ボランティアには、災害発生時には居住する地域の避難所に駆けつけること、また、避難所運営委員の指示のもとで活動することなど、基本的なルールを御理解いただく必要がございます。加えて、今後は、御自身の地区で行われる避難所運営訓練への参加を促すなど、円滑なペット同行避難に役立つ研修を行いながら、ボランティアのスキルアップを図ってまいります。

 

金井えり子 委員 ありがとうございます。さまざまな研修もされているということですけれども、この避難所運営訓練への参加、これは重要だと思います。実際に活動するときには、地域の避難所運営委員や避難してくる飼い主の方々とうまく役割分担をしなければなりません。地域とのつながりがここでできていると本当に安心だと思います。

また、この被災動物ボランティアの方から、ペット同行避難について、口コミなどで伝えていただくのも周知の広がりにつながると思いますので、ぜひ研修の際にそういったことも広げていただきたいと思います。

でも、いざそのときになったときに、どの方が被災動物ボランティアなのかわからないということは起きるのではないでしょうか。区の対策を伺います。

 

世田谷保健所長 災害時の避難所では、さまざまなボランティアが活動することが想定され、委員御指摘のとおり、被災動物ボランティアであることが避難所運営委員や避難者等にわかることが必要です。

先日の被災動物ボランティアの研修におきましても、講師から避難所の中で、誰もが何のボランティアか一目でわかるよう、ボランティアの種別を明記した色のついたベスト等を活用した事例が紹介されておりました。そこで、保健所では、これまで被災動物ボランティアに配付していたネームプレートに加えて、被災動物ボランティアであることが一目でわかる名称入りの蛍光カラーのベスト、いわゆるビブスを購入し、今年度中にボランティアに配付する予定です。

 

金井えり子 委員 そのビブスを目標に声をかけていけばいいということですね。やっぱり避難してくるというときには、本当に不安がいっぱいの中だと思いますので、そういった安心材料をどんどんふやしていっていただきたいと思います。

避難所運営マニュアルやパンフレットとかを見ますと、飼い主グループをつくるというふうにありますけれども、避難所では、避難してくる人たちが自分たちで協力し合って運営していきます。ペットに関しても同様、ボランティアに頼るだけでなく、飼い主さんたちが協力し合わなければ回らない。人もペットも守られるような避難体制をみんなでつくる必要があります。このことを本当に避難所に行く人たちみんなが知っていなければいけないことだと感じます。

区は、先ほど御紹介したようなわかりやすいチラシをつくったり、また、被災動物ボランティアなどの活用なども含めて、区民へのさらなる周知を求めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

次に、福祉避難所である母子避難所について伺います。

私立学校などの協力を得て、母子避難所が各地域にふえてきていると聞いていますが、必要な方が母子避難所を利用するためには、まだまだ課題があります。妊産婦期や乳幼児期は限られた期間になって、ほかの災害時避難行動要援護者のように、固定した名簿をつくり、地域に事前に配付することは困難です。

文京区では、区とNPOが妊婦や三歳未満のお子さんを持つ保護者へLINEやメールできずなメールという発信をしています。平常時からメールマガジンなどでつながって、緊急時には必要な情報が届きます。一般避難所から母子避難所へ必要な方が移動できるために、世田谷区でもネウボラなどで区が持っているデータを生かし、災害後、できるだけ早い時期に各避難所を保健師が巡回し、母子避難所を手配するなどの支援が必要になると考えます。当事者への周知、協定や受け入れ側の体制などの現状を伺います。

 

子ども・若者部長 福祉避難所母子は、平成二十九年修正の世田谷区地域防災計画におきまして、その必要性等を明記し、この間、具体的な制度設計について検討を重ねてまいりました。現在、協定先は大学、私立高校九校と東京都助産師会、国立成育医療研究センターの計十一団体となっております。

昨年度には、協定先を含む関係機関等と打ち合わせを重ねながら、避難所運営の共通マニュアルを完成させるとともに、協定先施設での図上訓練を初めて実施し、それを踏まえた施設版のマニュアルも作成いたしました。今年度には、粉ミルクや離乳食、紙おむつなど、母子に必要な備蓄物品の購入を進めるとともに、区民周知の取り組みの一環としまして、リーフレット、「妊産婦・乳幼児のための災害の備え」に福祉避難所母子の具体的な記述を入れるなどの改訂も行い、母子手帳交付時に配付をしております。

今後も各協定施設における図上訓練の実施を初め、備蓄品の確保や保管場所の検討なども行いながら、災害時における母子の安全安心の確保に向けて、関係機関との連携のもとで、引き続き、実践的な取り組みを進めてまいります。

 

金井えり子 委員 少しずつ母子避難所、進んでいることかと思いますけれども、備蓄には粉ミルクがあるというふうに伺いましたけれども、例えば保健師が避難所を回ったりするときに配付できる液体ミルク、こちらの備蓄も必要ではないかと思います。今後、母子避難体制のさらなる充実と最低限の液体ミルクの区による備蓄を要望いたします。

これからもこの母子避難所、どんどん進んでいくかと思いますので、注視してまいりたいと思っております。お願いいたします。

それでは、一般質問に続き、レジ袋削減、プラスチック削減について伺っていきたいと思います。

けさちょっと私、早く来まして、八時半ごろですか、区の庁舎内に流れる朝のホットラインの放送の中で、ちょうどプラスチック削減、マイバッグ、マイボトルの呼びかけがあったのを聞きました。こうやって区職員からという姿勢が伝わってきて、小さいことでも一つ一つやっていくことが大事なんだなと感じました。そう思いながら、質問を進めてまいります。

二〇二〇年七月から全国一律でレジ袋の有料化をスタートさせることが二〇一九年十二月二十七日に公表されました。富山県では、二〇〇八年から有料化し、県民を巻き込んだマイバッグ運動の定着で、マイバッグ持参率九五%となり、レジ袋削減に成功しています。この富山県の事例を参考にした国の要綱ですが、残念なことに三つの対象外が盛り込まれてしまいました。プラスチックのフィルムの厚さが五十マイクロメートル以上のもの、海洋生分解性プラスチックの配合率が一〇〇%のもの、バイオマス素材の配合率が二五%以上のもの、この以上のものは、一義的には環境負荷が少ないとの理由で有料化から除外されました。

海洋生分解性プラスチックの配合率一〇〇%のものといっても、この海洋生分解性プラスチックの定義というのがまだ定まっていないといいます。海洋生分解性プラスチックやバイオマス素材の配合率二五%以上のレジ袋は、区民が分別していかないといけないと思います。そうしても再資源化が大変困難なものと聞いています。これまで以上に大変なことになると言われています。

レジ袋の有料化は、本来、使い捨てプラスチックの象徴であるレジ袋の使用を極限に減らすということで、使い捨てプラスチックの削減を市民に伝える強いメッセージということでもあると思います。だからこそ、このような例外はつくるべきではありません。

世田谷区は、二十三区と容器包装プラスチックの再資源化を進める東京都とともに、再資源化の難しいバイオマスプラスチックや海洋生分解性プラスチック製レジ袋を有料化から除外しないよう国に求めるべきと考えますが、区の見解をお答えください。

 

環境政策部長 国では、資源・廃棄物制約や海洋ごみ問題などが深刻化する中、リデュース等の徹底を図るため、取り組みの一環としてレジ袋有料化義務化を通じて、消費者のライフスタイルの変革を促すこととしております。

昨年十二月に示されましたガイドラインによりますと、ことし七月から実施されるレジ袋の有料化につきましては、プラスチック製の買い物袋のうち、繰り返しの使用に耐える厚さのものや、海洋生分解性プラスチック一〇〇%のもの、バイオマス素材二五%以上のものは有料化の対象外となっております。

現在、レジ袋のバイオマス素材の配合率は二五%以上となっておりますが、国は今後の状況を踏まえ、基準を徐々に高めていくことを検討する方針とのことです。有料化から除外しないように、国に求めるべきとのお話でございますが、今後の国のレジ袋の取り扱い状況や製品開発の状況などを注視し、検討してまいりたいと存じます。

 

金井えり子 委員 課題があるものと認識しておりますというこの一言がありましたので、ぜひぜひ課題があると認識して、問題として捉えていっていただきたいと思います。

そして、さらに世田谷区は、容器包装リサイクル法の完全実施をしていません。でも、この容器包装リサイクル法に基づくプラスチックごみの分別回収完全実施に着手すべきだと思いますが、区の見解を伺います。

 

清掃・リサイクル部長 昨年、東京都が公表しましたプラスチック削減プログラムでは、プラスチックの大幅な発生抑制と使い捨てプラスチックの廃絶とともに、バイオプラスチックへの転換の促進、分別、リサイクルの導入などに取り組んでいくこととしております。

一方で、プラスチックのリサイクルに関して、東京都廃棄物審議会の答申では、委員御指摘のとおり、今後、バイオプラスチックの割合が増加すると、既存のリサイクルシステムの阻害要因になる可能性が指摘されています。

また、容器包装リサイクル法では、リサイクル事業者を区が選択できないために、リサイクルの方法によっては、海洋汚染や新たなCO2の発生原因となるなど、かえって環境負荷が大きくなる場合もございます。

これらにより、世田谷区では、そもそもプラスチックごみ自体を発生させない2Rの徹底を前提としつつ、現状のサーマルリサイクルを当面の間継続しながら、より環境負荷の少ない手法について、外部の知見も加えて調査研究し、将来の一般廃棄物の処理、処分、リサイクルに関するルールのあり方に関し、コストに見合った環境負荷低減効果も含めて検討してまいります。

 

金井えり子 委員 世界的には、サーマルリサイクルはリサイクルと呼びません。東京都も世界も世の中はもう変わってきています。世田谷区も変わっていくことを引き続き要望いたします。

続いて、柔軟剤、消臭・除菌剤などの香りによる健康被害について、これまでも何度か質問に取り上げてきましたけれども、この香害の問題、香りのもと、香料の入っているマイクロカプセルがプラスチックであるという、そういった視点から質問をいたします。

マイクロカプセルも香りを放出した後、微小なプラスチックとして、自然に戻ることなく、空気中に漂い、海に流れ出していきます。空気中に舞ったマイクロカプセルを吸い込むと、肺胞や血液に入り込み、脳にも影響が出るといいます。

世界のマイクロカプセル市場は、医薬品や農薬など広い分野に及び、家庭用品への使用も拡大化しています。大気と海、土壌、人を含む生物へのプラスチック汚染は本当に深刻なものとなっています。

世田谷保健所でチラシなどで香りの啓発はしています。これも本当に大事なことですけれども、この化学物質過敏症と言われる方々の健康被害に加え、生態系への影響を及ぼしていく可能性が高いこのマイクロカプセルの削減にも早急に取り組むべきと考えますけれども、見解を伺います。

 

環境政策部長 マイクロカプセルは、近年、芳香剤や殺虫剤など日常生活のさまざまなものに利用されており、散布による周辺大気への飛散だけでなく、洗濯時に使用されたものは、生活排水とともに最終的に海洋に放出されております。

区といたしましてもマイクロカプセルにつきましては、環境面においても社会問題になり得る重要なテーマとして、今後も情報収集に努め、国内外の動向を踏まえ、対応してまいります。

 

金井えり子 委員 本当に環境面においても社会問題になり得る重要なテーマです。ぜひぜひ取り組んでいただきたいと思います。

以上で質問を終了いたします。