「資源循環と地球温暖化防止に寄与する清掃・リサイクル政策を求める決議」が9月26日の本会議で可決されました。
廃プラスチックを可燃ごみに切り替えるにあたって、生活者ネットワークはこの間、「焼却の前にできる限りのリサイクルを」と求めてきました。
10月からはいよいよ、区内全域でプラスチックが可燃ごみとして収集されますが、リサイクルの拡充はまだまだ区民が納得できるものにはなっていません。開催中の区議会第3回定例会に、47本もの陳情が出されていることからも、いかに多くの区民が疑問と不安を抱いているかがわかります。
生活者ネットワークは、世田谷区に対し『プラスチック製容器包装を「資源」として位置づけ、すみやかに更なるごみ減量と資源循環のための取り組みをすすめること』を区議会の総意として求めるための「決議」を今定例会に提案。民主連、社民党、共産党、一人会派の議員の賛同を得て、9月26日の本会議に「議員提出議案」として上程しました。
本会議場で提案理由の説明をした後には、各党派がそれぞれ賛成、反対の立場から意見を述べました。反対を表明した自民党、公明党は、いずれも環境を重点政策としていると述べながら「決議の必要はない」と。
民主連・共産党・社民党は決議の重要性を具体的に示した賛成意見を述べました。
採決の結果、賛成27反対24で可決となりました。
生活者ネットワークは市民の声を、意志を、議会で実現することに全力で取り組んでいますが、プラスチックの資源回収拡充は多くの区民の願いです。今回の決議の行方も、大勢の区民が議場へ足を運び、注目しました。可決の原動力となったのは、まさに市民力です!
この決議の可決を大きな後ろ盾に、これからもプラスチックの資源回収を拡充させるための具体的な提案を投げかけていきます。