世田谷のごみ処理の現状2 今度は千歳工場が!

 世田谷清掃工場に続いて千歳清掃工場が7月15日停止し、23日再稼働するまでの約1週間余り、世田谷の2つの清掃工場は動いていませんでした。この間、世田谷のごみは、ほかの区の清掃工場にお世話になっています。
 千歳清掃工場が止まった原因は、煙突から出る排ガス中の水銀濃度が自己規制値(0.05mg/m3N)を越えたからです。昨年も23区では6月から7月にかけて千歳清掃工場を含めた4つの工場で、排ガスから高濃度の水銀が出て新聞やテレビで繰り返し報道されましたが、今年は千歳清掃工場だけで、復旧費用は50万円と東京二十三区清掃一部事務組合がホームページで公表しました。
 相次いで起こる世田谷の2つの清掃工場の問題は、2008年10月からプラスチックを可燃ごみに変更してから特に目立っています。私たち一人ひとりの「ごみの分別意識」が、清掃工場の安全稼働に大きな影響を及ぼしていることを忘れないでください。